事業開発 / 課題別の案内

少人数の会社で新規事業を試す前に、既存業務との境界を決める

新しい案はあるが、担当者も設備も既存事業と同じ。その場合は、案の魅力に加えて、試すために何を空けるかを経営と現場で確認します。

「空いた時間で」を、具体的な利用枠にする

通常業務の合間に試すという合意だけでは、納期が重なったときにどちらを優先するかが残ります。担当者の作業時間、設備の利用時間、外注費など、試行に使える範囲を明記します。

  • 既存業務で守るもの:受注済みの納期、顧客対応、最低限の体制。
  • 試行に使えるもの:担当時間、設備、承認済みの支出上限。
  • 衝突したとき:現場だけで決める範囲と経営者へ戻す条件。

既存顧客の協力と、新しい需要を分ける

取引先が試してくれても、既存の関係への協力なのか、サービス自体が必要なのかは分けて聞きます。今の顧客の回答だけで、別の市場でも売れると判断しないためです。

試行後に残す項目は「使った資源/既存業務への影響/相手が実際にしたこと/次に使いたい資源」です。最初に決めた上限を超える場合は、追加の経営判断へ戻します。

確認したい条件ごとの読み先

会社ごとの資金余力や繁忙期を見ずに、適正な投資額・専任人数・期間を一律に決めることはできません。

参考資料と、この案内の範囲

GOV.UK Service Manual「How the discovery phase works」:構築に進む前に課題・制約を調べ、次段階へ進むか判断する考え方を参照しています。英国の行政サービス向け資料であり、日本の事業の成功条件を示すものではありません。

資料確認日:2026年9月23日。記入メモと確認の順序は、公開資料を踏まえた本ページの提案です。事業で実証した効果の報告ではありません。

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中谷純

Written by

中谷 純 Jun Nakatani

企業・行政・NPOを横断し、新規事業の構想、合意形成、運営設計、評価・改善まで伴走する事業開発パートナーです。

  • 日本評価学会認定評価士
  • UmiNe合同会社 代表社員
  • 兵庫県宝塚市/全国オンライン
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